過去問の企業経営理論のマーケティング論(4年分)を振り返ってみました。

出題された定義を中心にピックアップしました。

分 類 テーマ [出題年_問題番号] 定義されているもの又は不適切を控除したもの
マーケティングの基礎概念  マーケティングの定義(アメリカ・マーケティング協会)[17_27] 「マーケティングは、組織的な活動であり、顧客に対し価値を創造し、価値についてコミュニケーションを行い、価値を届けるための一連のプロセスであり、さらにまた組織及び組織のステークホルダーに恩恵をもたらす方法で、顧客関係を管理するための一連のプロセスである。」(2004年)
マーケティング計画と市場調査  市場細分化 [17_36] ●細分化することによって、製品の種類が増えるので、それに応じてコストがかかる。 ●細分化することによって、それぞれのセグメントのニーズに応じた対応が必要である。 ●セグメントごとに、適切なマーケティング・ミックスを形成する必要がある。 ●それぞれのセグメントは、ある一定の市場規模が必要である。
 市場細分化 [15_29] 市場セグメントに対して、効果的にコミュニケーションできることが必要である。
 市場細分化 [16_48] ●セグメントにかかわらず、市場全体を対象とする方法。資金が大量に必要で一部の企業しか採用できない。 ●1つのセグメントを対象として、そのセグメントにおいて発生する幅広いニーズに対応する方法。扱う商品の幅が広いので、専門度の高い企業からの攻撃に弱い。 ●複数のセグメントを選択して、それぞれに応じた製品を提供する方法。リスクを分散しやすい。 ●複数のセグメントを対象として、それらに同一の製品を扱う方法。代替品の登場によって、一挙に市場を失う可能性がある。
消費者行動 限定的問題解決行動、定型的問題解決行動、包括的問題解決行動[16_35] ●限定的問題解決行動は、プロダクト・ライフサイクルの成長期にある製品の購買の際に多い。 ●定型的問題解決行動は、消費者が当該製品や当該ブランドを良く知っている際にみられる。 ●定型的問題解決行動をとり続けると、他の製品をますます考慮しなくなる。 ●包括的問題解決行動では、消費者は購買意思決定に必要な情報の探索に時間を多く使う。
 消費者行動(購入後の行動や評価)[15_31] ●期待をはるかに上回る製品であったり、サービスであると、満足が生じる。 ●満足した購入者よりも不満足だった購入者は多くの人にそのことを話す傾向にある。 ●満足はロイヤルティを形成するきっかけとなる。 ●無条件返品制度は購入後の不満足を解消する手段の1つである。
 購買行動(商品の分類:最寄品、買回品、専門品)[17_33] ●買回品は同種の商品の販売店が近接することがある。 ●専門品は購買についての努力をいとわない。 ●専門品は購買頻度が低い。 ●最寄品は最小限の努力で購買しようとする。
製品計画  産業財(業務用の財やサービス)[18_28] ●原材料はメーカーの最終製品の一部に組み込まれる。 ●業務サービスにはメンテナンスや修理などが含まれる。 ●業務用消耗品は、カタログやウェブを利用して購入されることがある。
 産業財の購買 [16_50] 自社や他社で製造している製品群を組み合わせるシステム販売が行われる。
 計画的陳腐化[15_35] ●外観だけを変えることによって心理面で新製品であることを訴えることである。 ●技術革新のスピードが遅い製品領域で利用される。 ●本質的ではない部分の機能を変えることによって、既存の製品寿命を短縮することである。 ●ライフサイクルのコントロールにより消費市場を活性化させる効果をもつ。
 ブランド価値[16_36] ●価格競争が発生しても、そこに巻き込まれにくい。 ●高品質のイメージによって、高価格を設定できる。 ●顧客のもつブランドへの期待を利用して、流通チャネルへのプル戦略が成功しやすい。 ●他の製品グループに新たに進出するときに、ブランド拡張しやすい。
 ブランド拡張[17_32] ●消費者が既存ブランドに対して信頼感をもっているので、トライアルを獲得しやすい。 ●消費者が既存ブランドのイメージをもっているので、別の新しい製品群の位置づけを容易にできる。 ●新製品が消費者の期待以下の場合には、既存の製品群にも悪影響がでる。 ●新ブランドをゼロから立ち上げるよりも、コストを低く抑えられる。
 ブランド(拡張)[15_33]  ブランドネームを利用して成功した場合に、ほぼ同一もしくは類似の市場に対して、別のブランドで同じような新製品を投入する複数ブランド戦略を導入することがある。このような場合に関する説明として最も適切なものはどれか。 類似の製品であっても、別のブランドであると小売店の棚を確保しやすい。
プロモーション マッカーシーの4Pの1つ[15_42]  プロモーション活動は、広告、人的販売、パブリシティ、販売促進(SP)に区分できる。
販売促進は広告よりも短時間で効果が発揮される傾向がある。
 広告 [17_35] ●新しいマークの採用などCI活動の一環として利用される。 ●企業イメージの形成や向上を目的としている。 ●経営理念や新事業の告知として利用される。 ●文化芸術活動への支援などメセナ活動への取り組みを訴求する。
 口コミ [18_22] ●口コミは、広告よりも信頼感をもって受け入れられる。 ●口コミは、低コストであるが、口コミ自体をコントロールすることが困難である。 ●製品企画の段階に顧客に参加させることで、口コミをより発生させることができる。 ●ティーザー広告を活用することによって、口コミをより発生させることができる。
応用マーケティング  サービスもマーケティング [18_32] ●サービスマークは、自社を他社から区別して訴求することを目的に利用される。 ●サービスを継続的に提供する場合、事前にお試しとして体験させることによって、顧客の不安を取り除くことができる。 ●事前の期待と実際の知覚を比較することによって、サービスに関する満足度を測定することができる。 ●マニュアルを作成し、浸透させることによって、サービス品質の人による差異を減少させることができる。
 サービスマーケティング [15_34] ●サービスの予約は、レストランのように需要と供給をよりよく適合させる場合と、美容院のように消費者が特定のサービス提供者を指定する場合に利用される。 ●サービスは便益達成の本質的な部分と付随的な部分とに分けられる。本質的部分が他のサービスとほぼ同一であるとき、付随的部分は購買意思決定に大きな影響を与える要因となる。 ●ホテルなどのトイレでトイレットペーパーが三角に折ってあるのは、作業の進行状況を示すとともに、サービスを目に見えるようにする働きがある。

分 類 ショートケース 対応策(不適切を控除したもの)
 ブランド戦略(駅弁:事例)[18_33]  ある地方の有名駅弁会社は、鉄道客の減少とともに、売上減少に悩んでいた。そこで、今まで構築して認知されているブランドを生かしながら、新たな展開を目指して、方策を探っていた。このブランドを生かす方策は?。 ●近隣の事業所を対象に弁当の宅配を行う。 ●自動車客を狙ってドライブインを開設し、弁当をそこの主力とする。 ●大規模小売店の弁当大会や物産展へ継続的に参加する。 ●保存のきく冷凍弁当を開発して通信販売を行う。
事例:アンテナショップ [15_44]  ある大手食品メーカーが、世帯所得の比較的高い主婦層を対象として高級チョコレートの需要の状況を探るために、メーカー名を一切表に出さないで、喫茶部門を併設したアンテナショップを開設した。当初は設定した顧客層が来店していたが、おいしいチョコレートと紅茶を目当てに女子高校生を含めて多様な顧客が多数押しかけるようになった。この場合、アンテナショップ開設の当初の目的を達成するために行うべきことは?。 紅茶の価格を高くする。
 苦情処理(美術館の来場者の事例)[18_26]  ある美術館では、常設展にはさほど来場者が多くないが、特別展の企画によっては多数の来場者を集めている。特別展の来場者が多いことは収入の面で貢献しているが、入場までに時間が長くかかることや、館内の混雑への苦情が寄せられている。これらを少しでも解消しないと、美術展そのものがだんだん受け入れられなくなってしまうと館長は危機感をいだいている。これに対処するための方策は?。 ●常設展に一定回数以上来場した人に向けて、一般来場者用の展覧時間とは別に特別展の展覧時間を設定する。 ●展示品の模型を販売するミュージアムショップや、レストランを充実させる。 ●特別展の会期中の休館日を廃止したり、展覧時間を夜間まで延長する。 ●特別展の入場者数を制限する予約制度を取り入れる。
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